こんにちは!
ズボラ家庭菜園主婦のハナです(^^)

 

先日、秋に植えるキャベツについて、『秋植えキャベツ栽培、生育の様子。油断してたら防虫ネットの中が草だらけ?!』という、記事を書きました!

 

2017年8月2日に苗を植えた秋キャベツ、植え付けから約2か月間順調に育っていて嬉しく思っていました。

 

上の写真は植付けから47日が経過した、2017年9月16日のキャベツの様子です。

この時、防虫ネットの中に、草があまりにも生えすぎて通気性が悪い状態になっていたので、草取りをしたんです。

 

草取りをしたら、元気なキャベツが顔を出してくれたので、安心していたのですが…。
10月の後半に入ってキャベツの様子がおかしいことに気づきました。

 

その時のキャベツの様子はこちらです。

 

「ええ~っ??キャベツの葉が枯れてる…。なんで??(゚Д゚ノ)ノ」

 

しっかりと成長していたはずのキャベツが葉が枯れている…。

 

いったいキャベツに何があったというのでしょうか??

秋キャベツの様子を確認することにしました。

 

 

秋キャベツの葉っぱが枯れている?様子を確認してみた

まず、このキャベツ。キャベツの黄色い外葉を見るため、キャベツの裏側を見ようとしたら…。

「ポロッ」と、畑からキャベツが抜けたんです。それも、ものすごく簡単に。

驚いてキャベツの根を見てみると、完全に腐っていました。

根が抜けた後の土を見ると、根っこの痕跡すら全く残っておらず、ひときわ太ったミミズだけいました(-.-;)

 

そして、キャベツの葉を裏返したら、黄色く萎れて弱った葉に害虫ヨトウムシがくっついていました。

 

ヨトウムシが葉を食べた跡って、穴の周辺が白くなるので、まさしくこの穴はヨトウムシの食害。

 

葉が弱り食べられたんですね。

こっちのキャベツは、こんな感じです。

外葉が黄色くなったり、茶色く枯れています。

また、赤っぽく変色し始めている葉もありますね。

このキャベツも、少し触っただけで、倒れました。

完全に根っこが腐っていて、土の中には何もありませんでした。

こんな感じで、根が腐ってしまったキャベツが、全部で4個程ありました。

 

「1ヵ月前まで元気だったはずのキャベツ」が、一気に元気がなくなって、根が腐ってしまったので、ショックを隠せないズボラ主婦であります。

 

それにしても、秋キャベツが枯れたり、根が腐ったりした原因は何だったのでしょうか?

 

ヨトウムシの食害だけでは、あのような枯れ方や腐り方はしないと思ったので、調べてみました。

ウチの畑の秋キャベツが枯れた原因は?

根こぶ病を発症した可能性が高い!

根こぶ病とは、キャベツや白菜、ブロッコリーなど、「アブラナ科」の野菜の根っこにコブができる病気です。

 

病気の原因菌は土の中にいるカビの一種で、主に根っこから感染してコブを作ります。

 

そして、このコブの中に作られた胞子が、根っこが腐った後で土の中に放出され、土壌に感染

 

根こぶ病に感染した土は、雨の水で広がったり、農機具に土がついて移動したり、虫や動物について移動し、徐々にあちらこちらに広がっていくのです。

 

★根こぶ病の症状

日中はキャベツの葉が萎れて元気がなくなり、夕方になると少しずつ回復する状態を繰り返す。

・キャベツの外葉が黄色くや赤みを帯びた葉の色に変わり、重症になると枯れる

・キャベツの根にぼこぼこした大小のコブがたくさんできている。

根についたコブは、段々と腐り始め、最終的には根っこ自体が消えてしまう

・根は腐っても、土の上のキャベツにカビが生えたり、腐ってしまうことはない。

・根こぶ病の感染が遅く、収穫期に入っていれば、正常にキャベツが育つこともある。

 

★根こぶ病が発生しやすい原因

水はけや通気性が悪く湿った土壌に発生しやすい

・キャベツや白菜など、アブラナ科植物の連作

酸性が強い土壌(PH6.0以下)で発生する

 

★根こぶ病が発生した場合の対処法

・根こぶ病になったキャベツを抜き、根っこ周辺の土も合わせて畑の外に処分する(感染を広げない

使用した農機具類、長靴は全部丁寧に洗う

 

★根こぶ病の防ぎ方

・キャベツを植える場合は、水はけのよい場所に植える

・水はけが悪い場所しかない場合は、高畝(30cm)にする

・キャベツ周辺の草取りをして、通気性をよくし、湿った環境にしない

・アルカリ性土壌だと発生が抑えられる。土壌に石灰を施し、土壌酸度を中性に近づける(PH7.0以上)

・病気が発生した場所に、アブラナ科植物を連作しない

・病気が発生した場所で使用した農器具は丁寧に洗い、土を落とす

 

 

ウチの秋キャベツが枯れてきた原因は「根こぶ病」で間違いないようです。

 

根こぶ病の症状も当てはまりますし、発生した原因にも大いに心当たりが(;n;)

 

ここの畑には、しばらくキャベツや白菜など、アブラナ科の野菜の植え付けはやめようと思います。

 

根こぶ病は、農薬で感染を抑える方法もあるようですが、なんとなく薬を使うのは気が引ける思いです。

 

なるべく無農薬で野菜を作りたいと思っているので、なんとか農薬を使わない方法で対処したいと思います!

 

根っこが腐ったキャベツを抜き去って、畑の外に処分。

残っているキャベツも、傷んだ外葉をとって、追肥・土寄せをして手入れをしました。

 

なんとか無事に成長してくれるように祈るばかりであります(´;ω;`)

まとめ

いかがでしょうか?

ウチの畑は、秋キャベツの収穫前に「根こぶ病」になってしまいました。

今のところは、秋キャベツは全滅していませんが、根こぶ病の知識がなかったので、おそらく私自身が原因で畑のあちらこちらに感染させてしまった可能性があります。

 

恥ずかしながら、私は農機具を洗ったことがありませんでした。

そういうことでも畑の健康状態って変わるんですね、本当に無知でした。

 

あと、どうやら防虫ネットをかけていると、私は安心しきって、油断をしてしまうようです。

なので、防虫ネットの中が草だらけで通気性を悪くさせていたことにも気づきませんでした。

 

こまめに秋キャベツの見ていれば、きっと早くに対処できたと思うと悔しいですね(´;ω;`)

 

今後は気を付けたいと思います!

 

ぜひ、私の失敗を秋キャベツ栽培の参考にしてくださいね~
それでは~!

 

キャベツに関する記事はこちらにもあります。

一緒に読むことで、よりキャベツのことが分かりやすくなります。

 

『秋植え栽培用「キャベツ」!寒冷地は植え付け時期が重要!遅れると冬前に収穫出来ないことも!』

 

『秋植えキャベツ栽培、生育の様子。油断してたら防虫ネットの中が草だらけ?!』