こんにちは!(^^)
ズボラ家庭菜園主婦のハナです!

 

2017年8月、これから秋植え栽培用のキャベツを植えようと畑にでました!

 

赤く囲んだ場所が、秋植え用のキャベツ苗の栽培を考えている場所なんですが、見事なまでの草畑ですね~。

 

雑草って、放っておくとどんどん生い茂るし、野菜の栄養や光を奪ってしまう。
だから草取りしないとね!!٩(๑`н´๑)۶

 

と、草取りされては、畑の外に処分されてきました。草は雑草と呼ばれ、野菜作りをしている人からは、どうしても嫌われがちです。

 

でも、雑草って本当に悪者なのでしょうか?
それに、雑草は家庭菜園に活かせないのでしょうか?

 

畑にせっかく雑草が生えているので…

 

今日は、「雑草が生えている場所」と「生えていない場所」では、どんな違いがあるのか、検証してみることにしました!

 

 

雑草が「生えている場所」と「生えていない場所」の土の違いとは?

「雑草が生えている場所」の土の状態は?

実際に、草がたくさん生えている場所の草を刈ってみました。

 

そして下の写真が、
「草が生えている場所」の土の拡大写真です。

 

草を刈った後の土が、とても柔らかい!空気を程よく含んでいてフワフワ!

 

そして、地面いっぱい、小さな粒状の土になっていました。

 

土の中に草の根が広がっていて、土が柔らかい。

土の中に、小さくて細かい根のような物がたくさん見えていました。

 

これは生えていた草の根です。

 

根が土の中に入りこむことで、程よく空気が含まれて土が柔らかくなることが分かりました 。

 

ミミズがわんさかいる

土の中から直径5~7mm程度のミミズが出るわ出るわ(⦿_⦿)!一か所に3~4匹程度いました!

 

上の写真のような、小さな粒状の土は、ミミズの糞なんだそうです。ミミズは枯れた草や根を土と一緒に食べて、
土が混ざった粒状の大きな糞を出します。

 

これが粒状の土になった原因のようです。

 

土が湿っていても、固まりにくい

草を刈った日は、土が湿っていたのですが、手で握っても固まりにくいんです。

 

すぐにパラパラと崩れてしまいます。これは、土の中に草の細かな根が含まれていて、さらに土が粒状であることが要因。

 

土が固まりにくいので、雨が降っても土の中に水をため込むことはなく、水はけがよい状態です!

 

では、次に草が生えていない場所の土の状態を見てみましょう!

 

「雑草が生えていない場所」の土の状態は?

 

では次に、草が生えていない場所の土を触ってみることにしました!

 

指さしている場所は、苔が生えていますが、草は生えていませんね。

 

土がガチガチに固い。土の中には、草の根は全くない。

 

「草が生えていない場所」の土を触ってみようとしましたが、土がガチガチで、とても固いです!土に指が入っていかないので指でこそげるような感じになりました。

 

草刈りガマで少し土を掘ってみました。

 

土の中には、草の根や虫の姿は見られず、土を触った感じも重みを感じて、土自体の塊が何個もありました。

 

その土の塊も固く、崩れにくい状態です。

 

ミミズは全くいない

ミミズはある程度湿った場所を好みますね。

 

草が生えていない場所なので、隠れる場所がないためミミズは全くいませんでした。

 

土が水分を含んで、ガチガチに固まっている。

草を刈った日は、土が湿っている状態でした。手で握ってみると、握った状態のままで崩れませんでした。

 

土が水分を含むとガチガチに固まってしまうので、雨が降ると、水の逃げ場がなく、土の中に水をため込んでしまいます。

 

水はけが悪いということです。

 

 

雑草は家庭菜園の敵じゃない!むしろ必要だったとわかった!

草の根やミミズが土を耕し、水はけをよくしていた。

草が生えている場所は土がとても柔らかくなっていました。

 

土の中に細かな草の根が入り込み、空気を送りこんでフワフワしていたし、ミミズが草を食べて糞をすることで、粒状の土がたくさんありましたね。

 

草が土に生えてミミズを育みながら、自然に土を耕していました。

 

土と土の間にすき間ができて水はけもよくなることが分かりましたね!

 

土に必要な草が生え、枯れて、養分になる

 

草はその時々の土の環境に合わせて、土に必要な草だけが生えてきます。そして、土に必要な草が生えて、自然に枯れて、必要な栄養分を与えます。

 

そして、枯れ草を微生物が分解したり、ミミズが食べて糞をすることで、土を生みかえていく

 

そして、土の状態が変わると、今度は違う草(土に必要な草)が生えて…。

 

この繰り返しで、草は自らを栄養源としながら、微生物やミミズとタッグを組んで土を改善していくことが分かりました!

 

 

ウチの草取りはこんな感じ!雑草は捨てないようにしています!

 

 

刈った草は養分になるので土の上に置く。畝間に敷いても良し!

 

刈った草を畑の土や畝間などに置くことで草が自然と枯れていき、土に必要な養分を与えてくれます。

 

そして、枯れた草の下では、土の中の微生物とミミズがタッグを組んで分解したり、糞を出したりすることで粒状で水はけのよい土に改善してくれます!

 

敷きワラのように使うこともできます!

 

なすの下に、刈った草を置きました!
成長したなすが土につかないように、刈った草が敷きワラのように保護する役割も果たせますヽ(´∀`)人

 

あとは、草は自然と朽ちていき、土の養分となるので、片づける必要はありませんね!

 

まとめ

いかがでしょうか?

 

検証してみて、
雑草は家庭菜園にとって
必要であることが分かりました。

 ★雑草の役割・畑の土の関係について★

 

1.土の中に草が根を張ることで土に空気が含まれて柔らかくなる。

 

2.土に必要な草が生えて、自然と枯れて分解されることで、土に必要な養分を与えている。

 

3.自然と枯れた草を、微生物やミミズが食べ、糞を出し、粒状の土に変える。

 

4.草の根とミミズの糞が混ざった粒状の土になることで、水はけがよくなる。

 

その時々の土の状況に合わせて、必要な養分を持った草が生えてくるなんてすごいですよね!

 

雑草は自然が準備してくれた肥料、畑の外に処分するなんてもったいないです!

 

そう思ったら、草取りも気持ちが楽になって、むしろ、草に感謝できるようになりましたよ!

 

自然界って、全てが循環してて一つも無駄がないんだなと、本当にすごいな~と感じました!

 

草と土の関係について、こちらの本を参照しました!

 

「これならできる自然菜園」
竹内孝功 著作 
農文協 2012.8.30刊行

 

 

この本の詳細を知りたい方は、
こちらからどうぞ!

 

畑の土の状態に合わせて、
草や微生物、野菜など、
草を敵とせずに、
自然の営みを大切にしながらできる
菜園の在り方を伝えています。

 

草と土の関係について、とても詳しく
書いていたのでオススメの1冊です!

 

草と畑と土壌の関係についての記事は、
こちらのページにもまとめてありますよ!

 

ぜひ、見てみて下さいね~!

 

おまけのコーナー:猫は草を食べるよ!

ウチのみけ子ですが、毎日のように草を食べています。

 

猫は草を食べることで、
体にたまった毛玉を吐きやすく
しています。

 

なので、ウチは
極力、除草剤を使わないようにしています。

 

猫にとって、草は大切な存在なんですね!

 

それでは~^^/