こんにちは(^^)/
ズボラ家庭菜園主婦のハナです。

 

2017年8月に、5月下旬に植えた「ピーマン」の収穫をしました!

 

そこで今日は、ピーマンの育て方の特徴や苗の植え付けの時期、苗の植え方についてお伝えしようと思います!

ぜひ栽培の参考にしてみて下さいね!

 

 

「ピーマン」の育て方の特徴は?苗の植え付け時期についても。

 

ピーマンの原産地は、熱帯で雨が良く降る中央アメリカと言われています。

 

ピーマンを種から植える場合、2月下旬から始める必要がありますが、熱帯で育つピーマンにとっては日本の2月は寒すぎる気候。

 

ビニールハウスなど温度管理できる設備が必要になります。

 

育苗に時間と手間がかかるので、ピーマンは苗を購入して栽培することをオススメします!

 

本葉が8枚程度ついた、大きな苗を選ぶようにしましょう!
一番花がついていても大丈夫ですよ^^

 

ピーマンの育て方の特徴と苗の植え付け時期

 

★ピーマンの苗の植付け時期:
東北は5月中旬~6月上旬、
関東は4月中旬~5月上旬

 

ピーマンは高温を好む野菜。地温が低いと、苗が弱っていきます。

 

霜が完全に降りない時期、日中平均気温が16℃以上になった頃苗の植え付け時期です。

 

藤の花が咲く頃が、目安となります!

              

★生育期間:
苗の植え付けから約2か月程度で収穫できます。
幼苗の時期は霜に弱いですが、苗が成長すれば寒さに強くなります。

 

本来は、高温で水はけがよく風通しや日当たりが良い場所を好みます。
生育の適温は、25~30度位

 

★土の状態:
弱酸性の土壌で(ph6.5程度)。肥料分が多い、肥沃な土壌を好みます。 
水はけが悪い、ジメジメした土壌を嫌います。   

 

★肥  料:
ピーマンは適切な育て方をすれば、10月頃まで実をつけてくれます。

 

ピーマンを長期間生育するためには、植え付け前の土に、完熟堆肥をたっぷりと入れ、肥料切れを防ぎましょう。

 

ピーマンの実をつけるようになると、肥料切れを起こしやすくなるので、
2週間~3週間に1度は株元に肥料を与える必要がありますよ!

 

ピーマンのコンパニオンプランツは?

枝豆は、ピーマンのコンパニオンプランツ。枝豆の根が、ピーマンの根にチッソを与えて、実に甘さをつけてくれます。

 

「コンパニオンプランツ」とは、一緒に植えることで、お互いに良い効果をもたらすことができる野菜の組み合わせのことを指します。

 

「コンパニオンプランツ」の野菜同士の植付けの組み合わせで、お互いの虫害や病気を防いだり、実の味を良くしてくれますよ!

      ★ピーマンのコンパニオンプランツ
  (相性の良い野菜)

●豆科の植物

豆科の植物は、ピーマンの根にチッソ分を与え、実に甘味をプラスしてくれます。

・枝豆
・落花生
・つるなしいんげん

 

●ユリ科の植物

連作障害を防ぎ、病気を防いでくれます。

・ネギ
・ニラ

 

●シソ科の植物

シソ科の植物の特徴は香りが強いこと。この香りが害虫を防いでくれます。

・青じそ
・バジル

 

反対に、ピーマンと相性の悪い野菜もあります。

 

それは、ナスやジャガイモ、トマトなど同じナス科の野菜です。

 

ナス科同士を混植すると、土の下で根が張り合って生育が悪くなるので要注意!

 

ピーマンを植えるならナスやトマトの近くに植えないようにしましょう。

 

せっかくなら、相性の良いコンパニオンプランツを利用して、美味しい野菜作りを楽しみましょうね^^

 

 

「ピーマン」の苗の植え方について

植え付け前の畑に、肥料を入れる

植付け前に石灰と完熟堆肥を撒いて肥料切れを防ぎましょう!

 

ピーマンは、5月下旬頃に苗を植え付けると10月頃まで栽培を楽しむことができます。

 

長期間の栽培に備えて、植え付け前に肥料をたっぷりと入れます!

 

植え付け前の肥料は完熟堆肥1㎡に約5kgと、酸性中和のための石灰を1㎡に一握りずつ撒いて、クワで良く混ぜ込みます。

 

土に肥料分が浸透するまでは時間がかかるため、苗を植える2週間前までに肥料入れを済ませましょう!

 

畝を作る

 

ピーマンは土の下に広く根を張ります。

 

そのため、1条植えで、株間は広く取るようにします。

★ピーマンの一条植え
(一つの畝に1列に苗を植えること)

・畝      幅:60cm

・畝の高さ:20cm

・株      間:50cm

 

黒マルチをはる

 

ピーマンの原産地は熱帯です。なので、高温を好みます。
必ずしも黒マルチをはる必要はないですが、黒マルチをはることで、土の保温性を高めることができます。

 

また、土下で根が広く張って畝が崩れることを防ぐためにも、黒マルチをはることをオススメします!

 

苗の植え付け

マルチの穴に手をいれて穴をあけ、たっぷりと水を注ぎます。
苗を穴にいれたら、周りの土で包み込むように植えます。

 

植え終えたら、ぐらつかないように苗の根元を手で軽く押さえましょう。

 

風除けをつける

ピーマンの苗を植え付けは5月下旬です。
まだまだ肌寒い季節で、そして、春特有の強風が時々猛威を振るうこともあります。

 

植え付け直後の若い苗は、風にあおられるとすぐに倒れてしまいますし、寒さにも弱いんです。

 

そこで、強風と寒さから守るために肥料袋を利用した「行燈(あんどん)」で若苗を保護します。
行燈の作り方はとても簡単!苗を囲むように支柱を立てて、肥料袋の底面をハサミで切り、支柱にかぶせるだけ!

 

苗が成長し、しっかりと根付いたら行燈を外しましょう!

 

まとめ

いかがでしょうか?

 

ピーマンは種から植えると温度管理用のハウスが必要となり手間がかかるので、苗を購入した方が栽培が簡単です!

 ★ピーマン苗の植え方のポイント★

1.ピーマンは長期間の栽培が可能。植え付け前に肥料をたっぷり入れて、肥料切れを防ぎましょう!

 

2.ピーマンは寒さと強風に弱いので、寒さ・風除け対策をする。

・平均気温16℃以上になってから苗を植える。(目安は藤の花が咲く頃)

・畝に黒マルチを張って、地温が下がらないようにする。

・苗植え付け後に「行燈」を立て若苗を強い風と寒さから守る。

 

ピーマンは高温を好む野菜なので、寒さ対策はしっかり行いましょう!

 

また、美味しいピーマンを作るためにも、コンパニオンプランツを上手に利用するといいですね!

 

特に、枝豆との混植がオススメです^^

 

長期間栽培可能なので、適切な管理をすれば、1本の苗から収穫できるピーマンの数は、50個以上にもなります。

 

ぜひ、ピーマン栽培を楽しみましょうね!

 

 

ピーマンについての記事はこちらにもあります。
一緒に読んでいただくと、ピーマンの育て方がより分かりやすくなります!

 

『ピーマンの4つの手入れ方法!支柱の立て方やわき芽かき、肥料や水やりについて。』