こんにちは(^^)/
ズボラ家庭菜園主婦のハナです!

 

先日、『栽培に人気のある「ジャガイモ」の種類と特徴は?
「種イモ」の選び方や注意点についても。』という記事を書きました!

 

 

今年2017年も「ジャガイモの種イモ」の植え付けをしようと考えて、
ホームセンターで「ジャガイモの種イモ」を購入しました!
(青森では、4月中旬頃からジャガイモの種イモの販売が始まります)

 

購入後は、冷暗所で保管して、新しい芽出しをしておきました!

 

ジャガイモ栽培はとても簡単ですが、大きくて、美味しいジャガイモを作るには、
種イモ植え付け後の手入れがとても大切なんですよ!

 

そこで、今日はジャガイモ栽培の特徴や種イモの植え方、種イモ植え付け後の手入れの仕方、
収穫についてお伝えしたいと思います。

 

ぜひ、ジャガイモ栽培の参考にしてみて下さいね!

 

 

「ジャガイモ」栽培の特徴とは?

ジャガイモの花 薄紫でとっても綺麗ですね!

 

★植付け時期:
霜に弱いので、菜の花が咲く頃に植え付けする。
(菜の花が咲く頃:東北は4月下旬~5月頃上旬、関東は3月下旬)
       

★生育期間 :
植え付けから約2か月半~3ヵ月程度で収穫できる

 

★土の状態 :
酸性の土壌で(ph5.0~6.0程度)、痩せて乾燥した土を好む。

酸性を中和する石灰は「そうか病」が発生するため、撒かなくてもいい。
(そうか病:土のアルカリ化による病気。ジャガイモの皮にかさぶたのような
ザラザラした斑点ができる。皮を厚く剥けば、食べられる。)

 

★肥  料 :
ジャガイモは植え付けから収穫までの期間が短い。痩せている土壌でも育ちますが、
ジャガイモの成長を促すために、植え付け時に肥料をまく。植え付け以降は肥料をまく必要はない。

 

ジャガイモの原産地は、アンデス山脈高地なんです。なので、雨が少なくて冷涼な気候を好みます。

 

そして、痩せた土壌でも育つので、事前に畑に堆肥を施さなくても大丈夫ですよ!

 

それでは、次に種イモの植え方について、お伝えしますね!

 

「ジャガイモの種イモ」の植え方について

ジャガイモの種イモの準備をする

種イモは、病気を防ぐためにも、市販の物を使うようにしましょう!

種イモは1個60g程度あれば、十分育ちます。
小さい種イモはそのまま植え付けしますが、大きな種イモは、
芽の数が2~3個程度になるように切り分けます。

 

切り分けた後は、2~3日置いて切り口を乾かします。

 

切り分けてすぐに植える場合は、種イモが腐りやすくなりますので、
切り口に草木灰をつけてから植え付けすると大丈夫ですよ!

 

植え付けする

植え付けたい場所に、鍬(クワ)やスコップ等で、深さ約15cm・
幅約20cmの植え溝を作ります。

 

ジャガイモが成長するにつれて土寄せが必要になるので、高い畝は必要ありません。
土寄せをする時に、畝間の土を使うため、隣の畝から約40cm程度離すようにします。

 

植え溝を作ったら、種イモの切り口を下、芽の部分が上になるように
約30cm間隔で種イモを置いていきます。

 

種イモの切り口が土に密着するように、軽く手で押さえて置くようにしましょう!

 

 

種イモと種イモの間に肥料をまく

種イモと種イモの間に、肥料をまきます。

 

ジャガイモは植え付けから収穫まで、約2か月半~3ヵ月と早い野菜です。なので、種イモの成長を促すために、植え付け時に肥料を施します。

 

植え付け後は、肥料は必要ありません。
水やりも不要です!

 

 

土をかける

種イモの上に約7~8cm程度の土をかけて、植え付けは終了です。

 

種イモの植え方は、耕したり、高い畝を作らなくてもいいので、手間が少なくてとても簡単ですよね!

 

それでは次に、種イモ植え付け後の手入れの仕方をお伝えします!

 

 

「ジャガイモの種イモ」植え付け後の手入れの仕方は?

 

発芽後、芽かきをする。

 

ジャガイモの種イモは、植え付け後、約1週間~10日程度で発芽します。 
発芽後、芽の大きさが約10cm位になったら、太い芽を残して芽かき(芽を抜き取る)をしましょう。

 

図のように、太い芽が抜けないように手で押さえて、小さい芽を横に引き抜きます。

 

芽を1~2本残すと大きなジャガイモができますが、芽を5本以上にすると、小さな物ばかりになるので、必ず芽かきをしましょう。

 

土寄せを行う

1回目の芽かきをしたら、畝と畝の間を鍬(クワ)で軽く耕し、根元に土を寄せます。芽かきをすると、ジャガイモはグングンと成長します。

 

そして、ジャガイモの花が咲き始めると、さらにジャガイモは大きくなるんですね!
なので、ジャガイモの花芽が見えだした頃に、2回目の土寄せを行います。

 

 

土寄せをしないと、大きくなったジャガイモが土からでて、日に当たってしまいます。

 

日に当たると、ジャガイモの皮が緑色になり、「ソラニン」という有毒物質が発生し、食用にできなくなります。
(ソラニンが発生した部分を食べると、気分が悪くなったり、吐いたりします。)

 

なので、ジャガイモが土から出ないように、土寄せは必ず行うようにしましょう!

 

ジャガイモの収穫について

 

ジャガイモの収穫は、地上の茎や葉が黄色く枯れてきた頃が目安となります。

 

ジャガイモに濡れた泥がついていると、保存状態が悪くなるので必ず晴天が2~3日続いた日を選んで収穫します。

 

スコップで掘ると、ジャガイモにキズがついてしまうので、手で掘るようにしましょう!

 

収穫後は、水で洗わずに土を軽く落として、気温が15度位の冷暗所で乾燥させながら保管します。

 

保管中にジャガイモが日の光にあたると、皮が緑化して食べられなくなるので、日光が当たらないように注意しましょうね!

 

まとめ

いかがでしょうか?

 

ジャガイモの栽培は手間が少なく、簡単なのでオススメです!

 

東北や北海道は雪の関係で春植えしかできませんが、関東より南側の地域では、春植えと夏植え(8月に植え付け、収穫は11月頃)が楽しめますよ。

 

ジャガイモは冬の間、貯蔵できるので重宝しますよね。

 

また、冬の間に甘味も増して、美味しさがさらにアップしますよ!

 

ぜひ、一度栽培して、美味しいジャガイモを味わってみて下さいね! 

 

ジャガイモの記事は、こちらにもあります!
一緒に読んでいただくと、ジャガイモについて、より分かりやすくなります!

 

『栽培に人気のある「ジャガイモ」の種類と特徴は?「種イモ」の選び方や注意点についても。』

 

『実録「ジャガイモの種芋」の植え付け!植え付け前の「肥料あり」、「肥料なし」の状態で、どのように育つのか、違いを観察することにした!』

 

『ジャガイモの収穫!植え付け前の「肥料あり・なし」で「収穫量」に違いがあった!気づきや栽培時の注意点も!』